イオントフォレーシスは病院で多汗症と診断されるとまず行われる治療のひとつです。
ですが、イオントフォレーシス治療は効果ないという人も中にはいるようです。
イオントフォレーシス治療で効果ある人、効果ない人がいるのはどうしてなのでしょうか?
イオントフォレーシス治療で効果ない人、効果ある人とは?
イオントフォレーシス治療は、効果が出やすい人出にくい人がいるようです。
それは、多汗症の進行レベルによって違いがあります。
イオントフォレーシス治療で効果が出やすい人は、レベル1、レベル2の人と言われています。
◇多汗症の程度◇
多汗症レベル1
→手が湿っているのがわかるが、水滴はみられない
多汗症レベル2
→手の平に水たまりができ、水滴もみられる
多汗症レベル3
→手の平から汗がぽたぽた落ちる
多汗症の診断とは?
多汗症の診察を受けに病院に行くと、まず問診・視診・発汗計で多汗症の診断が行われます。
問診でよく聞かれるのは、
・どの部位の発汗が多いのか
・どのくらいの範囲に発汗があるのか
・左右対称か
・運動時などに無汗な部位はあるか
などです。
問診で、甲状腺機能・膠原病が疑われる場合はスクリーニング血液検査を実施する場合もあります。
視診では、医師の目で手の平などの発刊を確認します。
多汗症は常に大量の汗をかいているわけではないため、診察の時に汗が出ていないようであれば、手のひらを擦り刺激することで発汗するかを確かめます。
発汗計では手のひらの湿度・波動を測ります。
計算をしたりなどのストレスをあたえて発汗を促し、測定します。
これらの診断を行うことで、自分はどの程度の多汗症なのかを知ることができます。
その後、病院でイオントフォレーシス治療などが行われます。
イオントフォレーシス治療ってどういう治療法?
イオントフォレーシス治療は、病院で多汗症治療としてよく行われる治療法です。
イオントフォレーシスの機械にもよりますが、だいたい10分から40分程度患部に直接、微弱電流を流す治療方法になります。
イオントフォレーシスの機械につなげたトレイに水をはって、手のひらや足のうらを浸して電流を流します。
また、脇などには専属のパッドをつけて電流を流します。
イオントフォレーシス治療メリット
イオントフォレーシスは、手術などと違って体に傷がつきません。
また、副作用や痛みがないことがメリットです。
イオントフォレーシス治療のデメリット
イオントフォレーシスのデメリットとして挙げられるのが、長期間治療を続けえる必要性があること。
ある程度の効果があらわれるまでは週に2~3回は治療をします。
その後は週に1回くらいに減らして続けていきます。
ここで忘れてはいけないのが、すこし汗が出にくくなったからと言って治療をやめると元のように戻ってしまうという事です。
ある程度の長期間にわたり、イオントフォレーシス治療をしていくことで徐々に発汗が抑えられてきます。
仕事や育児などで忙しい人にとっては、病院に定期的に通い続けるというのは厳しいことかもしれません。
でも、イオントフォレーシス治療は続けなくては意味がないのです。
本気で汗を止めたい人は、自宅でできる家庭用イオントフォレーシス機器の導入を考えてみてはいかがでしょうか?
ただし、日本のメーカーでイオントフォレーシスを個人に販売している会社がありません。
イオントフォレーシスを購入しようと思ったら海外メーカーから直接、個人輸入することになるのです。
もし、日本語で購入できるメーカーがあればほしいということであれば、おすすめなメーカーがありますので、こちらの記事も参考にしてみてください。